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HSP/HSC親子

ママ自身の話

近年よく聞くようになったHSP(エイチエスピー)

話題になっているのをたまたま見聞きして自分自身と長女がその気質を持っていることに気づきました。

テレビやネットなどで見聞きした方も多いのではないのでしょうか。

大人になった今は嫌なことから逃げる術などが身について気苦労というのは減らすことが出来ましたが子ども時代というか学生時代まではとても生きにくかったです。

現在4歳の長女を見ていると忘れていた自分の子ども時代を思い出します。

私たち親子の現状も含めてHSP(C)について綴ります。

ぼすこ
ぼすこ

この記事はHSPとは何かというまとめと

同じ気質を持った方に共感してもらえるような文を書いています

HSP/HSCとは

読み方・・・ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person)

略称・・・・HSP(エイチエスピー)、HSC(エイチエスシー)

意味・・・・人一倍繊細な気質を持って生まれた人

起源・・・・90年代のはじめに繊細な人についての研究の第一人者、心理学者のエレイン・アーロン(ElaineAron)博士によって付けられたもの

病気なの?

HSPは病名ではなく人が持っている気質の一つの名称です。

決して病気ではありません。そのため治療などは必要ないですし方法もありません。

気質とは個人が生まれながらに持っている感受性や気分の傾向などを指す心の特徴であり、環境などに影響される性格と違って後天的に変えることはできないのです。

HSPに限らずですが自分と向き合い理解を深めていくことが生きやすくなる道の一つと言えるのだと思います。

ぼすこ
ぼすこ

名称だけ聞くと病名に聞こえますよね!

私は自分の気質の明確化が出来て同じような人がいるのだと分かっただけでもとても前向きな気持ちになることが出来ました。

HSP気質を持っている人の割合

人口の約20%の割合いると考えられていて5人に1人の人はHSPと言われています。

そしてその気質は人に限らず100種類以上の動物に同じ気質が見られ「繊細さ」は生存本能「生き残るための戦略のひとつ」であると考えられているそうです。

また、この気質を持った女性より男性の方が置かれる状況の違いにより辛いと言われています。

どんな気質の人のことを言うの?

とにかく繊細な人のことを指しますが自他ともにこのようなことが当てはまるかから見ていくと分かりやすいと思います。

  • 絶対に一人の時間が必要な人
  • 緊張しやすい人
  • 繊細、人見知りと周囲の人から言われた人

さらに細かい気質の特性「DOES-ダズ」

以下のアーロン博士が見つけた4つの特性に当てはまることが多い方はHSP気質と思われます。

『Depth of processing』考え方が複雑であり深く考えてから行動をする

  • 一を聞いて、十のことを想像し、考えられる能力がある
  • 調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周りに驚かれる
  • お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう
  • 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
  • その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話が嫌い

『Overstimulation』 刺激に敏感で疲れやすい

  • 人混みや大きな音、騒音が苦手
  • 友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲労している
  • 映画や音楽、テレビ番組、本などの芸術作品に感動して泣く
  • 人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
  • 些細なことに過剰なほど驚いてしまう

『Empathy and emotional responsiveness』人の気持ちに振り回されやすく共感しやすい

  • 人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする
  • 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
  • 人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる
  • 言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる

『Sensitivity to subtleties』あらゆる感覚が鋭い

  • 冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまうほど聴覚が敏感である
  • 強い光や日光のまぶしさなどが苦手
  • 近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
  • カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
  • 肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる
  • 第六感がはたらき、よく当たる

HSPはうつ病になりやすい!?

気質が故のことですが

自己肯定感が低かったり疲れやすい上に他人に共感しすぎてしまうので

抱えこむものの量が無意識に増えうつ病になりやすいと言われています。

気質を自らが理解してそうならないように上手く回避していくことは大切なことだと思います。

辛かったら逃げていいんです。自らの経験から思いますが自分が一番です!!

仕事の代わりはいくらでもいるんです。どうとでもなるんです。

でも自分は自分だけです。代わりは絶対にいません。

逃げて一度休んでから前に進むためのことを考えましょう。

私たち親子の共通点

長女ととても気質が似ている部分は

  • 極度の心配性(鍵を閉めたか何度も確認するなど)
  • 疲れやすい(出かけたり友達と会うことは好きなのにどっと疲れる)
  • 音に敏感
  • 匂いに敏感
  • びっくりしやすい(過剰に)

こういった気質なので生活していると夫にうんざりされることが多いです。

毎回、こんなことに!?気にしすぎだろ。。。と思われています。

生きにくい様々な問題

私は経験もあるし大人なのである程度は我慢したり、理由を的確に伝えられますが長女はそれがまだ難しいので幼稚園で様々な問題が出てきます。

お友達や先生が何気なく言った言葉をずっとひきづっていたり

入園して一年は給食を絶対食べなかったりトイレをしてこなかったり

人前に出ることが嫌だから行きたくないと言い出したり

運動会ではスターターピストルの音がだめで参加できなかったり

お遊戯会も何も出来ず。。。。

喜ぶだろうと思って連れて行った場所で大泣きされたり。。。。

一つ解決すると次が出てきます。

これは子育てなら全員に当てはまることだと思いますが

周りのお友達を見ていると何でうちの子だけ出来ないんだろう。。。。と

悲しくなりますがそれも『個性』!!!

みんなと同じじゃなくたっていい!!と思える時と思えない時、

正直まだブレブレです。

そう思っていても実際に目の当たりにすると悲しくなるんです(笑)

でも思い返してみると自分も同じことが嫌だったんですよね。

母親の友達の家に連れていかれるのは本当に毎回退屈でしたし嫌でした。

集団が嫌いで大学まで人付き合いは苦労しました。

大人になるにつれて色々な断り方を覚えて上手く逃げられるまで色々辛かったです。

未だに付き合い悪かったよねと言われますが(笑)

でも無理して付きあわなくて良かったなとも思います。

長女もこれから苦労するのだろうなともう片鱗が見え始めているので

経験したことを踏まえてアドバイス出来たらいいなと思います。

さいごに私のHSPの向き合い方

HSPは病気ではないので治すことはできませんが

自分を大幅に変えたいとは思ったことはありませんし自分が嫌いだとも思いません。

気質の名称や特徴を知ることが出来ただけですっきりしましたし

嫌なことからは逃げてもいいんだ。自分が一番。と考えられるようになってから

考え過ぎないようにもなりました。

子育てに忙殺されていることも大きいかもしれません。

子育てをしていると自分がどういう人間だったか忘れます。

何が好きだったのか、何をすることが楽しかったのかいつの間にか忘れてしまいましたが

少し余裕が出てきてこの先どういう風に生きていきたいか改めて考えることができた良いきっかけにもなりました。

そこで気づいたのは自分をよく理解することこれに尽きると思います。

他人と自分、家族に関しても全く別の人間です。

自分のことを理解していなければ他人のことなんてもっと理解できません。

まず自分をよく知ること愛することが大切なんだなと気づきました。

年齢を重ねたこともあると思いますが今の自分の考えがしっくりきますし好きです。

こんな自分が嫌だと思っている方も多いと思いますが自分を一番大切にできるのは自分だと思います。

理解して自分にとって楽しいことをたくさん考えてやっていくそんな人生にしていきたいですよね。

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